C型慢性肝炎の方には、副作用の少ない内服薬のみによる治療が可能です。きわめて高価な薬ですので医療費助成の手続きをしていただきます。ウイルスが消えても、特にご高齢の方は発がんのリスクが残りますので、定期検査が必要です。
B型慢性肝炎やB型肝硬変の方には、インターフェロンや内服薬による抗ウイルス治療を行っています。長期にわたる治療となりますので、医療費助成の手続きをしていただきます。
B型肝炎ウイルスのキャリアの方は、定期的に血液検査と超音波検査を受けていただきます。
脂肪性肝炎、NASH、アルコール性肝炎、さまざまな原因による肝硬変の方には、対症療法を行いつつ、定期的な超音波検査により肝臓がんの早期発見に努めています。
肝臓がんの患者さんには、治療を受けておられる病院と緊密な連絡を取りつつ、日常の管理・検査・適切なアドヴァイスを提供しています。
すべての肝臓病の患者さんには、日常生活上の助言や、必要な薬の処方、食事・運動療法などの指導を行っています。 |